カナエルチカラ。27の専門学校。NSGカレッジリーグ

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NSGカレッジリーグ 平成26年度 第6回 志・未来塾

第6回テーマ:「我武者羅に生きる」

講師:我武者羅應援團(武藤貴宏氏、武藤正幸氏)



■講師プロフィール

「気合と本気の応援で世界を熱くする」という志のもと、独自の応援をくり広げるプロの応援団。

AKB48選抜総選挙での応援をはじめ、ロンドンオリンピックで銅メダルに輝いた全日本女子バレーボールチームなどトップアスリートにエールを送りました。

さらにNHK紅白歌合戦、CM「パズドラ」「ブックオフ」にも出演し、フランス、ニュージーランド、ドイツ、アメリカでの海外応援も成功を収め、活躍の場を広げています。

NSGカレッジリーグでも、合同卒業式で卒業生に送った演舞や、就職活動キックオフのイベントで喜多川泰先生や森吉弘先生とのコラボレーション、教員職員研修での演舞などで、多彩な応援を頂いている。

近年、各地での応援活動以外にも、団長武藤貴宏氏と総監督武藤正幸氏の兄弟による熱い講演活動も展開している。


我武者羅應援團の総監督、武藤正幸です。そして、こちらが團長の武藤貴宏。

同じ武藤ということで気づくと思いますが、僕たちは兄弟です。

子どもの頃は、まさか大人になって兄弟で応援団をやるなんて思ってもみませんでした。

でも今こうして皆さんに向かい、ガムシャラに応援できること、とても嬉しく思いますし、

今まで頑張ってきてよかったなと、自分達をちょっぴり誇らしく思います。

押忍、團長の武藤貴宏です。今、弟も言いましたが、この光景を8年前の自分に見せてあげたいです。

私はあの時、確かに「應援團をやる」という決断はしました。でも、決して楽な道ではありませんでした。

一瞬一瞬を切り取ると、むしろ苦しいことの方が多かったように思います。

でもその苦しかった日々がなければ、こうして皆さんに出会えることはなかった。

つまり幸せというのは、その瞬間に自分がどう感じているかではないと思います。

あの時、負けずに頑張ったから今のこの瞬間がある。

先が見えないのに、一歩を踏み出した自分がいたからこそ、今の自分がいる。

そう考えると、幸せというのは後から振り返って、「あのガムシャラな日々が幸せだった」

そう感じるものなのかもしれないなと思っています。

ここからは色々な質問に答えていきたいと思います。

Q)もし過去に戻れるのなら、(高校の應援團から逃げ出した)高1のあの時に戻りたいか?

A)答えはNOです。あの時、應援團を継続できていたら、

今、きっと應援團をやっていないと思います。

そう、あの時の逃げ出した後悔があるから、今があるのです。

後悔した過去を変える必要なんて、ないんです。

変えるのは今の自分です。そして変わるのは過去の事実ではなく、過去の意味合いなんだと思います。

確かに今思っても応援団を逃げ出した事実はいやな過去だけど、

実は今の自分を形成するために必要だった過去なんだと思います。

皆さんも何となく分かってくれると思いますが、後悔することにだって精神的なパワーが必要でしょう?疲れるでしょう?

でも、そのパワーを前進することに使えば、その後悔した過去の意味づけが変わってくるんです!

Q)どうやったら、やりたいことを見つけられるか?

A)僕らも、どこかに自分のやりたいことがあるんじゃないか?と思いました。

だから、本当に色々取り組みました。でも見つけられなかった。

そのなかで気づいたことは、自分にとっての幸せがどんな状態かを自分の言葉で定義できることが大切だということです。

そして、職業や環境や特定の行為の中に、やりたいことを求めてはいけないということです。

例えば接客業だって、その仕事のどういう所が好きなのか、

会話をするのが好き、色々な人に会えるのが好き、ありがとうって言ってもらえるから好き、

いろいろな要素があると思います。

どんなときに自分が幸せに感じるのか、そこまで自分の中に落とし込むこと。

すると、例え接客がやりたかったのに、違う部署に配属されてしまったとしても、そこで、自分が幸せに感じるられ要素はないのか、探すことができる。

このような考え方をすると、むしろどんなことでもやりたいことになると思うのです。

だから、経験すること、そして自分がどうありたいかを言語化することが大切なのです。

何かをやってみて、挑戦した結果で自分には無理だったり嫌いだったりしても、

それはそれで言語化できれば、次につながるキーワードになります。

Q)人生で迷う選択肢が発生した時、どう対処すべきか?

A)苦しい方に、敢えて進め!

人生って、楽だったら、楽しかったら幸せなのかというと、私は違うと思います。

幸せとは、どれだけ感情が動いたか。どれだけ自分の心が動いたか、

その振れ幅なんじゃないかと思うのです。

そう考えると、むしろ楽な方より、苦しいほうが心が動くのです。

そして、生きるということは、心で何かを感じること。

なんだと私は思っています。

その証拠に、死んでしまったら「感情の動き」はなくなってしまいます。

そう考えると、生きているだけで何かしら感情は動くわけですから、

本当は、生きているだけで幸せだとも言えます。

だったら、せめて生きている今、どれだけ感情を動かせるかが勝負です。

だから、(自分のやりたい範囲で)敢えて厳しい方向、苦しい方向に進むほうが幸せにつながるのです。

何となく生きて行くだけでは、人生の時間を無駄にしてしまっています。

せっかくこうして出会ったNSGの皆さんには、苦しい道にひるまずに、

我武者羅に生きて欲しいと思います。

そして、最終的に待っている幸せを手にして欲しいと思います。


押忍!応援してます!

■編集後記

中島みゆきがNHK朝のドラマ「マッサン」の主題歌として書き下ろした「麦の唄」にこう書いている。


私たちは出会い 私たちは惑い


いつか信じる日を経て 一本の麦になる


空よ風よ聞かせてよ 私は誰に似てるだろう


生まれた国 育つ国 愛する人の国


麦は泣き 麦は咲き 明日へ育ってゆく


ウイスキーの原料となる麦も、そして我々人間も。


その過程で出会うすべてのものに、きっと無駄なものなどないのだ。何故ならば、その出会ったものの痕跡が現在と未来を形成するのだから。

俳優ショーン・コネリーが、あるウイスキーのCMで残したフレーズが印象深い。「時は流れない。それは、積み重なる。」

学生諸君、部屋になんか閉じこもっていないで、ケータイの画面やネットに閉じこもっていないで、色んなことをそれこそ「我武者羅に」経験しようではないか。

それは、良い結果であろうと悪い結果であろうと、必ずあなたの未来を形成する。

それを後悔なんかせずに、立派な「一本の麦」になってほしい。

我武者羅應援團の、普段見ることのできない一面を目の当たりにして、現在に至るまでの時の積み重なりを目の当たりにして、

同じく時が積み重なる過程にいる「学生」という瞬間の大切さを改めて感じた夜であった。

家に帰って、グラスに注いだ一杯のウイスキーが、自分をひとときだけ後悔だらけの学生時代に連れ戻してしまった。

でも、今、浮き上がるような心持ちで文章を書いている。

もしかして、私は今、あの後悔たちの上にいて、幸せなのかもしれない。