学生の目線を大切にしたい
私は母校でもある新潟国際自動車大学校のモータースポーツ科で、1・2年生の学科と実習を担当しています。講師としてのやりがいは、日々成長していく学生を身近に感じられることです。逆に、指導する上で難しいと感じるのは「学生が何を考え、何を求めているのか」という本音を理解することです。自分も学生のころ、先生方に同じ思いをさせていたのだろうか……と、考えることがあります。
そうした思いからも、常に心掛けていることが「学生と同じ目線で、同じ目標に向っていくこと」です。共通の課題に取り組み、喜びも厳しさも共有することが必要だと感じています。
知識と技術、すべてを注ぐ
私自身がモータースポーツの世界に身を置いていたので、そのときのさまざまな経験をリアルに伝えられることは、学生に刺激を与える意味でも役に立っていると思います。
そうした中で、公式レースに参戦した学生が結果を残してくれたときのことは、一番印象に残っています。とにかく自分のことのようにうれしかったですし、すごく感動しました。
これからの夢は、1人でも多くの学生をレースというモータースポーツの世界で活躍できるように育てることです。そのためにも、自分の持っている知識と技術を余すとこなく伝えていきたいと思っています。
