総連合会会長あいさつ

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総連合会会長あいさつ

あの頃の夢は、今も眠らない。仲間を、絆を結びます。校友会総連合会設立。

各専門学校の校友会(同窓会)の卒業生が主宰し、各専門学校のOB達をつなぐネットワークとして、2004年6月に校友会総連合会が設立されました。
「スペシャリスト集団を有機的につなげればさまざまな可能性が生まれる」と、今後は各専門学校のネットワークをつなぐと共に、社会で夢を追い続ける各専門学校の卒業生の絆をさらに深める組織として、OB向けのホームページや冊子の発行、定例会・講演会の開催、また企業とリンクしてイベントを組むなど、地域産業の活性化もにらんだ活動を行っています。

阿部哲男さん

創るということ。そして、つながるということ。もう一度、あのころの気持ちへ。

グラフィックデザイナーとして独立して5年目。当時、僕は忙しい毎日を送っていた。仕事は 楽しく、充実していた。 けれど心に少しずつたまってゆく、もやもやとした何かを感じていた。そんなとき、久々に見 た若い頃の作品。専門学校時代に始めた銅版画。夢中で作品を創っていたあの頃を思い 出した。 もう一度初心に戻り、自分の思うままに創ってみたい。

その日からまた、夢を追いかけ始めた。版画、デザインの仕事、そして母校での講師。僕に とって大切なこの3つは、互いに影響を与え合う関係だ。作品制作が仕事に与えるイマジネ ーションは大きい。 講師の仕事で出会った学生たちの個性と情熱。社会に出た彼らの活躍 する姿も、とても刺激になる。

そんな卒業生の仕事をもっと世間に知らせたい。こんな想いから企画した卒業生のインタビュー集が、各学校のOBをつなぐきっかけとなった。
2004年の6月に「みんなで集まって何か情報交換しよう」と校友会総連合会をスタート。7月には、新潟デザイン専門学校とその校友会の共同で、OBと在校生を中心とした制作発表の場として、新潟市のWITHビルにクリエーターズショップ「くりてん」を開設した。社会に出て、各界のスペシャリストになった卒業生が業種を越えてつながる“場”を作ること。それは、多くの夢と可能性を生む「はじめの一歩」だ。

思えば絵を描く楽しさを覚えた高校時代、「デザイナーになりたい」と思ったのが始まりだった。一度は就職したものの、新潟デザイン専門学校ができると聞き、もう一度学生になる決意をした。 版画に出合ったのも、その専門学校と先生方のお陰だ。

諦めずに努力すれば、夢は必ずカタチになる。
その昔、僕に最初の夢をくれた場所は、社会に出てからもう一度、みんなの夢を広げる場所になると信じている。

阿部哲男さん

1956 年生まれ。新潟デザイン専門学校一期生。卒業後は広告代理店、広告プロダクションを経て83年にフリーに。仕事の傍ら、作品制作及び発表活動も行う。 82.84年アートランダム遊グループ展出品、90.91年新潟市美術展版画部門審査委員。91年アメリカ(シカゴ、ボストン、N.Y.)デザイン・美術外遊、N.Y.(SOHO)企画展出品。以後ギャラリー、百貨店等で個展を開催。版画ビエンナーレ、トリエンナーレにも出品している。版画家、新潟デザイン専門学校非常勤講師、国際エア・リゾート専門学校非常勤講師。新潟デザイン専門学校校友会会長、NSGカレッジリーグ校友会総連合会代表。