体調管理を万全にレースに挑む
2009年の年末に、鈴鹿サーキットで行われた『FJ1600 30周年メモリアルレース』に参戦しました。2010年は開幕戦から『スーパーFJ』地方選手権に参戦します。
レースの魅力は、マシンを操ることの楽しさ、そしてタイムを競ったり、僅か数センチの所に別のマシンのタイヤがあったりと、ドキドキするような興奮と緊張感にあると思います。
常に結果が求められるレースに出場する上で重要なのは、練習から本戦に至るまで、すべてにおいて準備を怠らないことです。マシンのメンテナンスに関しては、チームのメカニックが行ってくれるので、私自身はメンタルやフィジカルといった、体調管理に十分気を付けています。決勝当日に力を発揮できるようにするためには、フィジカル部分でのペース配分とメンタル部分での集中力の持続が重要で、これらの管理を特に心がけています。
多くのレースに出場し経験を積みたい
実際のレースに出場するにあたり、出場までに行うテストやオーディション、練習など、さまざまな工程を経験しました。各工程では思うようにいかないときもありましたが、悩み踏ん張ったことで、一回り成長できたと思っています。このように私が苦しいときにがんばれたのは、必ず誰かしら支えてくださる方がいてくれたからです。とても感謝しています。
レースでは今まで結果を残してきた人でさえも、必ず優勝できるとは限りません。また、ダントツに速いマシンがあったとしても、何らかの原因で思った通りにいかず優勝を逃してしまうこともあります。私は結果も大事ですが結果に至るまでのプロセスが大事だと考えています。「レースまでに何をしたのか」「したことが結果にどう反映されたのか」などを常に問いかけ、自分の中に蓄積していくことが、結果につながると思います。
今後の目標は、『F3マカオGP』に参戦し、日本人で3人目の覇者となることです。そのためにも2010年を勝負の年として、結果を出すことに全力を尽くします。結果を出さなければ次の年のシートが無くなってしまうのがプロの世界。数多くのレースに出場し、経験を積んでいきたいと思っています。