OB・OG紹介

NCADsato1デザインという仕事を通じて喜んでもらえることを喜びにできるようになってほしい。

■     デザインの仕事をやっていて楽しかった、よかったこと。

商品の性質によって仕事の進め方はそれぞれ異なりますが、社内のスタッフが協力し合うことでより良いデザインへと仕上がっていくプロセスが楽しいです。自分たちがデザインした商品が売り場に並ぶことだけでも十分嬉しいのですが、その商品がお客様に選び取られている場面を直接目の当たりにした時の嬉しさは、何ものにも変え難いですね。そして、苦労した商品であればあるほどその嬉しさは大きなものになります。

■     デザイナーになるために必要なもの

デザイナーは自分の中の「引き出し」からアイディアを取り出して、それらを組み合わせながら常に新しいものを生み出しているのだと思います。そして、その「引き出し」のバリエーションと深さがそのデザイナーのスキルであり、オリジナリティだと思います。専門的な技術や知識は学校で習ったり現場で覚えられるので心配する必要はありません。それよりも、まずは「引き出し」を増やすことに専念してください。ぱっと見、デザインとは全然関係なさそうに思えることでも、自分自身が実際に色々なことにチャレンジする気持ちを大切に。そういった、実体験から得られた経験の蓄積が、やがて、「自分だけのオリジナルな引き出し」になっていくのだと思います。

■     デザイナーを目指す若者へメッセージ

取り扱う案件によって様々なケースが存在しますが、デザイナーの仕事はクライアント(依頼主)の思いや考えを、デザインという技術を用いて具現化することだと思います。『人に喜んでもらうこと』と『自分が喜べること』がイコールに感じられる状態がベストですね。豊かな感受性を武器にして、『喜びづくり』にチャレンジしてください。

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