広い視野で物事を捉え図面に生かす
建築設計にもさまざまな分野がありますが、私が行う主な仕事は建築意匠設計です。具体的には、建築物の形状や材質を芸術的な観点から決定し、お客様のイメージに合った建築物となるように設計図を描くことです。それから、図面通りに工事が進められているか現場でチェックもします。
また仕事では、建築物を建てる敷地やお客様の要望によって、まったく同じ図面を描くことがありません。難しいところでもありますが、常に新鮮な気持ちで取り組むことができるところが魅力的ですね。また、何もなかった場所に設計したものが形としてできていくことに、やりがいを感じます。
ただ、一つのことにこだわり過ぎて行き詰ってしまうことがあります。そんな時は違う方法はないか視点を離し、広い視野で物事を考えるように心がけています。
勉強と実務を積み重ねスキルを磨きたい
設計を進めていく上で、法律や構造、デザインなど、考えなければならないことがたくさん出てきます。それらが干渉しないよう、図面にまとめるところが悩みどころです。上司のアドバイスや資料を参考にしながら行う、学びの多い作業でもあります。
将来は独立し、自分の事務所を持つことが夢なのですが、そのためにも私にはまだまだ勉強と実務経験が必要です。
以前、友人の家を設計させていただく機会があったのですが、友人一家が完成した家で楽しそうに庭づくりをしている姿を見て、とてもうれしくなりました。毎回、そんな心地いい達成感を味わえる仕事を目指してがんばっていこうと思います。
